2022.05.24

~摩擦抵抗の変化と運転の仕方~ 運転するなら知っておきたい安全運転知識

昨日は、ブレーキの摩擦抵抗で車の持つ慣性をコントロールするのにも限界がありその限界の中で運転をすることの必要性をご案内させて頂きました。

 

本日は、その摩擦抵抗が変化してしまうというお話です。ブレーキの効き具合に影響がある摩擦抵抗は、路面やタイヤの状態によって変化してしまう事をご理解ください。

例えば、新品のタイヤと数年使用して摩耗が進んでいるタイヤでは、ブレーキの利きに影響があります。

 

また、タイヤの空気圧が適正な状態のものとそうでないものによっても変わってきます。

他にも、路面状況に対してタイヤ自体の性能によってブレーキの効きは変わります。

雪道を走行する際に、雪道に対応していないタイヤでは車をコントロールできません。また、雨に強いタイヤというのもあります。

ただ、モータースポーツなどではその日の天候によってタイヤを選択するそうですが、私達一般のドライバーは、天候によってタイヤを交換することはできません。

そのために私達一般ドライバーは、摩擦抵抗の変化を考慮して、運転の仕方を変化させる必要があるのです。

 

雨の日に晴れた条件のいい日と同じように運転することはリスクを伴います。また同じ天候でも、路面が舗装されている場所と砂利道では当然運転の仕方が変わってきます。

そして特にご注意いただきたいのが、路面がある素材の場合です。こちらは、また明日ご案内させて頂きます。

 

それでは、愛知ペーパードライバースクールの服部でした。

本日も、ありがとうございました。