2020.06.01

脱ペーパードライバーに向けての状況認知判断トレーニング~自転車編Q5~

脱ペーパードライバーに向けての状況認知判断トレーニング~自転車編Q5~

車の運転で重要なことは、「認知」「判断」「操作」の3つです。その中で、「交通事故の主な原因となるものは一体どんな要因でしょう?」

交通事故は、必要な情報を見落としたり、見誤ったりする「認知ミス」や、せっかくの情報を正確にとらえても、それを危険と判断できない「判断ミス」によるものが大半です。

そこで、様々な状況下で皆様に正確な認知と判断をしていただけるように当ブログの中で、「状況認知、判断のトレーニング」をしていただければと思います。それではまずは、ご自身が運転しているつもりでご覧ください。

30キロで走行しています。前方の交差点を左折しようとしています。この状況で皆様はどのようなことに注意して運転しますか?

まずは、写真を見て状況の「認知」をしてください。そのあとに、安全な「判断」を考えてみて下さい。

交差点というのは、世の中で一番不幸の多い場所で、細心の注意を払いながら運転していただきたい場所になります。

安易に「大丈夫だろう」「安全だろう」「問題ないだろう」といった思い込みで通過するのは大変危険な場所になります。

今回の場合ですと、小さな路地を左折しようとしていますが、前方に自転車の方の姿が見られます。

まだ交差点まで距離がありますので、自転車を追い越してから左折しても大丈夫だろうと考え速度を上げていく方もいらっしゃるようですが、自転車の速度は思った以上に速いことも多いです。

特に左折する場所では、車はかなり速度を落とさなければいけません。その時に、追い越した自転車を巻き込んでしまうかもしれません。

そこで、自転車と自車の速度と位置をよく考え、自転車の目の前を横切ったり、加速しながら左折したりすることがないように、自転車が交差点を通過するまでは、左折せず自転車の後方を追従するぐらいの気持ちで運転してください。

いかがでしょう?簡単でしたか?もちろん実際には、交通の流れの中で、素早く正確な「認知」「判断」「操作」が必要になります。その分難しくなりますが、まずは、ゆっくりで結構ですので、正確な「認知」「判断」を身に付けていきましょう。

それでは、愛知ペーパードライバースクールの服部でした。

本日も、ありがとうございました。