2020.05.02

脱ペーパードライバーに向けての状況認知判断トレーニング~交差点編Q1~

脱ペーパードライバーに向けての状況認知判断トレーニング

 

私達は、常に「認知」「判断」「行動」という行為を行い生活しています。

 

例えば、「雨が降っている」という認知をし、「このままだとずぶ濡れになるから、傘をさそう」と判断し「傘を使用する」という行動を行います。

この様に普段何気なく行う行動は、常にこの「認知」「判断」「行動」の流れの中で行っています。

 

そしてこの3つの要素は、車の運転においてもとても大切です。

 

その中で、「交通事故の主な原因となるものは一体どんな要因でしょう?」

自動車学校時代に、多くのお客様にこの質問を投げかけてみると、多くの方が、「事故は、操作ミスによるもの」という答えが返ってきました。

 

確かに操作ミスによる事故も数多くあります。

 

例えば、アクセルとブレーキの踏み間違えにより、スーパーやコンビニに突っ込んでしまう事故のニュースをご覧になったこともあるのではないでしょうか?

 

これらは典型的な「操作ミス」による事故パターンです。

 

しかし交通事故は、この「操作ミス」よりも、必要な情報を見落としたり、見誤ったりする「認知ミス」や、せっかくの情報を正確にとらえても、それを危険と判断できない「判断ミス」によるものが大半です。

そこで、様々な状況下で皆様に正確な認知と判断をしていただけるように当ブログの中で、「状況認知、判断のトレーニング」をしていただければと思います。

 

それではまずは、ご自身が運転しているつもりでご覧ください。

 

T字路を直進しようと40キロで走行しています。

この状況で皆様はどのようなことに注意して運転しますか?

 

 

まずは、写真を見て状況の「認知」をしてください。

そのあとに、安全な「判断」を考えてみて下さい。

いかがでしょうか?

 

 

自車の前方に障害物がない場合、特に気にすることなく漫然と運転してしまうこともあるかと思います。しかし、他の交通が原因となり危険に遭遇することも多いです。

 

今回の場合ですと、右側の路地から皆さんが走行する道路に進入しようとしています。ところが、見通しの悪い交差点の場合、安全確認のために1~2mぐらい車道にはみ出す場合もあります。

そのため、対向車がそのはみ出した車を避けるために、道路の中央を超えてこちら側にはみ出してくる可能性が出てきます。

 

そこで、皆様はそれを見越して、速度を落としたり、左に寄ったりすることで、対向車に対しての安全を確保することが必要になります。

※もちろん左に寄る際には、左側にいる2輪車などに対する安全確認をして下さい。

 

いかがでしょう?簡単でしたか?もちろん実際には、交通の流れの中で、素早く正確な「認知」「判断」「操作」が必要になります。

 

その分難しくなりますが、まずは、ゆっくりで結構ですので、正確な「認知」「判断」を身に付けていきましょう。

 

それでは、愛知ペーパードライバースクールの服部でした。

本日も、ありがとうございました。